働く世代のあなたに仕事とがん治療の両立お役立ちノート 働く世代のあなたに仕事とがん治療の両立お役立ちノート 働く世代のあなたに仕事とがん治療の両立お役立ちノート 働く世代のあなたに仕事とがん治療の両立お役立ちノート

 

働くあなたへ

Sceneシーン 03 職場へ伝える範囲について整理しましょう

職場へ伝える範囲について整理しましょう

職場に病名を公表するか否かは、多くの患者さんが悩む事柄です。
病名を伝えることで、あなたにとって働きづらい状況が生じるかもしれない、という点がご心配でしょうか。
ただ、病名を伝えないことで、かえって働きづらい状況を生じさせるかもしれません。
大切なのは、伝えた場合、伝えなかった場合に生じる良い部分、つらい部分、両方の視点から検討することが大切です。
また会社には、従業員に対する安全配慮義務があります。あなたが配慮を必要とする状況にあれば、その気持ちや状況を人事担当者や上司へ具体的に伝える必要もあります。
これらのことを踏まえて、「誰に」「いつ」「何を」伝えるのかを事前に整理しておくと、実際に関係者とお話する際に、落ち着いて対応することができるでしょう。

1 伝達の時期と内容

伝達の時期と内容

診断書が必要になったら

主治医に診断書の作成を依頼する際には、診断書提出の目的にそった記載をお願いしましょう。 診断書作成の依頼を病院事務を経由して行う場合は、診断書作成の依頼書などに、下記の要点を添付して おくとよいでしょう。 また、会社に所定の書式がない場合は、厚生労働省が作成した様式を活用するのも一つの方法です。 詳しくはコラム7(P23)をご参照ください。
診断書が必要になったら01
診断書が必要になったら02
2018年より、働くご本人と会社・主治医が、診断書等を用いて情報共有をしながら仕事と治療の両立について計画を立てることについて公的医療保険が適用されました。 公的医療保険の適用となるのは、会社に産業医・統括衛生管理者・安全衛生推進者・保健師が所属しており主治医と連携をした場合に限られます。 詳細はがん相談支援センターにお尋ねださい。

がん専門相談員からのワンポイントアドバイス がん専門相談員からのワンポイントアドバイス

周囲の理解者・協力者にも正しい情報を

周囲の理解者・協力者にも正しい情報を

インターネットで、”○○がん”と検索すると、ありとあらゆる情報が出現し、何が正しい情報かわからない・・、という経験をしたことはないでしょうか。 適切に情報の更新が行われていて、推奨されている治療の安全性など、内容の質も担保されているものとして、がん対策情報センターが運営する「がん情報サービス」があります。 このサイトでは、がん種ごとの解説や副作用対策など、療養生活に役立つ情報が網羅されています。また、同様の内容が冊子となっており、全国のがん診療連携拠点病院で入手することが可能です。 正しい情報を得て、療養生活に役立ててください。 また、正しい情報にアクセスできずお困りなのは、あなたの支援者(ご家族や会社の方)も同じかもしれません。 支援者の皆さんに、病気のことを伝える際には、がん情報サービスの情報や冊子を1冊添えるのも一つの方法です。

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